アイヌって何?
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本来、「アイヌ」とは、
「人間」というだけの意味です。
北海道にいた、まだ日本に統合される前の
多種多様の、
別々のアイデンティティーを持っていた部族集団を、
あとの時代の人たちが勝手に、
おおざっぱに、一括りにして呼んだ語です。
「蝦夷」や「旧土人」という語と同じような言葉です。
ですから、
特定の一集団を指す言葉ではありません。
具体的な一民族を指す言葉ではないのです。
わかりやすくいえば「アジア」という語を考えてみてください。
どこからどこまでがアジアなのか、あまりにも漠然としています。
「アジア文化」はあまりにも多様であり
アジア文化とそうでないものを分ける境界線もなければ
その多様性の核と言えるような
統一的なアジア文化というものもありません。
「アジア」が一つの集団を形成したことも
近い将来に形成するポテンシャルもまずありません。
基本的なアイデンティティーの次元で、既に大きく異なり、
むしろ対立さえしています。
そのような、意識上も実態としても別々の諸集団を
驚くほど大雑把にまとめて「アジア」と呼ばれているだけです。
ですから、「アジア」は民族名ではないし
「アジア」をアイデンティティーの拠り所とするには
無理があります。
「アイヌ」も、そういう語なのです。
「人間」というだけの意味です。
北海道にいた、まだ日本に統合される前の
多種多様の、
別々のアイデンティティーを持っていた部族集団を、
あとの時代の人たちが勝手に、
おおざっぱに、一括りにして呼んだ語です。
「蝦夷」や「旧土人」という語と同じような言葉です。
ですから、
特定の一集団を指す言葉ではありません。
具体的な一民族を指す言葉ではないのです。
わかりやすくいえば「アジア」という語を考えてみてください。
どこからどこまでがアジアなのか、あまりにも漠然としています。
「アジア文化」はあまりにも多様であり
アジア文化とそうでないものを分ける境界線もなければ
その多様性の核と言えるような
統一的なアジア文化というものもありません。
「アジア」が一つの集団を形成したことも
近い将来に形成するポテンシャルもまずありません。
基本的なアイデンティティーの次元で、既に大きく異なり、
むしろ対立さえしています。
そのような、意識上も実態としても別々の諸集団を
驚くほど大雑把にまとめて「アジア」と呼ばれているだけです。
ですから、「アジア」は民族名ではないし
「アジア」をアイデンティティーの拠り所とするには
無理があります。
「アイヌ」も、そういう語なのです。